障害者の農業参加取り組む 仙北の社福法人、人手不足解消へ

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愛仙の利用者が作った出荷箱に入れられて顧客に届けられる「なつあかり」
愛仙の利用者が作った出荷箱に入れられて顧客に届けられる「なつあかり」

 秋田県仙北市西木町の社会福祉法人「秋田ふくしハートネット」(久米力理事長)が、障害者の農業参加「農福連携」に取り組んでいる。市内の生産2団体と連携協定を締結、同法人が運営する事業所「愛仙」の利用者が、出荷箱の組み立てや栽培作業に当たっている。農業の人手不足解消と、障害者の就労機会の確保につながりそうだとして期待を集めている。

 ハートネットは市内2カ所で指定障害福祉サービス事業所を運営。このうち愛仙は就労支援と生活介護を手掛け、54人が自立に向けて木工品製作や古紙回収などを行う。

 農福連携の取り組みは昨年3月から始めた。利用者の働く場や収益性の高い仕事を求めていたハートネットと、高齢化で農業現場の労働力が不足した市薬草生産組合の利害が一致し、市の仲介で連携協定を締結。利用者は生産農家と一緒に年間を通してシャクヤクの栽培に従事し、2年目の今年は新たにカノコソウの栽培にも挑戦している。

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