[あきた参院選]争点をみる(3)農業振興 中山間地の衰退懸念

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引き受けた根子集落の農地で作業するアグリほくおうの杉渕社長(右)と従業員
引き受けた根子集落の農地で作業するアグリほくおうの杉渕社長(右)と従業員

 「雨で雑草がまた伸びた。草刈りが追い付かない」。今月上旬、北秋田市阿仁の根子集落の畑で農業法人「アグリほくおう」の杉渕忠寿社長(62)が汗を拭いながら、従業員の男性と話していた。四方を山に囲まれたすり鉢状の同集落は小さな棚田が点在。コストに見合う収量が得られないとして昨年、品目をコメから、交付金が支払われる大豆に切り替えた。

 法人は、同市のJAあきた北央(現秋田たかのす)などが出資して2004年に設立。高齢化などで営農できなくなった農地を引き受けてきた。経営面積は当初2ヘクタールだったが、19年度は140ヘクタールまで拡大。多くは中山間地に分散する小さな圃場だ。その数1千筆。パートを含む従業員22人と共に管理しているが手が回らないという。

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