「詐欺盗」被害、県内で増加 仕掛け巧妙、県警が対策

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 高齢者らをだましてキャッシュカードを盗み取る「詐欺盗」と呼ばれる犯罪の被害が、秋田県内で増えている。県警によると、今年1~6月の上半期で3件、1722万円の被害届を受理。統計を取り始めた昨年の同期に比べ、額は5倍超になった。特殊詐欺に類似した手口で、犯人が作り込むシナリオには被害者を油断させる巧妙な仕掛けがある。県警も警戒を強める必要があるとして、対策に乗り出した。

 「詐欺事件の容疑者の事務所にあった個人情報リストに、あなたの名前が載っていました」。6月7日午後5時半ごろ、秋田市の70代夫婦宅に秋田臨港署員をかたる男から電話があった。

 男は金融庁の職員をかたる男と電話を代わりながら、夫婦から金融機関の口座番号、残高、キャッシュカードの有無、暗証番号を聞き出し「調べたところ、あなたの被害はありませんでした。よかったですね。カードの確認のため、金融庁職員がそちらに向かいます」と述べた。

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