受刑者手紙黒塗り訴訟、国に賠償命令 「一部抹消は違法」

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 秋田刑務所に服役中、弁護士に宛てた手紙の一部を刑務所が刑事収容施設法に基づき黒塗りしたのは違法だとして、元受刑者の男性が国を相手取り慰謝料など118万円を求めた訴訟の判決公判が12日、秋田地裁で開かれ、綱島公彦裁判長は原告側の主張を一部認め、国に6万6千円の支払いを命じた。

 判決理由で綱島裁判長は、「手紙が貸付金の回収方法を弁護士に相談する内容であることは明らか」と指摘。同法に基づく手紙の文面の削除は、施設の規律や秩序を害する結果が生じる可能性のある場合などに認められるが、「同法に該当する事情は認められない。一部抹消処置は違法」と判断した。

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