首相来県、イージス「心からおわび」 配備の必要性は強調

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街頭演説で地上イージスの問題について謝罪する安倍首相=13日午後、大館市
街頭演説で地上イージスの問題について謝罪する安倍首相=13日午後、大館市

 安倍晋三首相は13日、秋田市のJR秋田駅前のアゴラ広場で演説し、同市の陸上自衛隊新屋演習場が候補地の地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」を巡る問題について「緊張感を欠いた不適切な対応があった。極めて遺憾で言語道断。県民の皆さんに心からおわび申し上げたい」と謝罪した。

 一方で「国民の安全を守り、命を守り抜いていくためにイージス・アショアが必要」と強調。「安全保障政策は、国民、地域の皆さんの理解がなければ進めていくことができない。調査をやり直し、第三者や専門家を入れて適切に調査していくことをお約束申し上げる」と述べた。

 大館市と横手市でも演説し、謝罪の上で地上イージスの必要性に言及した。

 地上イージス配備計画を巡っては、防衛省が調査報告書に事実と異なるずさんなデータを記載していたことが発覚。住民説明会での職員の居眠りもあり、地元で反発が強まった。問題発覚後、安倍首相が秋田県を訪れたのは初めて。

 秋田市の演説では経済再生のほか、農林水産物の輸出増加、有効求人倍率の上昇などを政権の成果として挙げた。聴衆の中には「イージスいりません」と書かれたボードを掲げる人もいた。

 安倍首相は、参院選同県選挙区に出馬している自民党現職の中泉松司候補を応援するため本県入りした。