桃源郷にゲストハウスを 八峰町の男性、民家改修費用募る

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かやぶき民家を改修し、ゲストハウスの開業を目指している木村さん
かやぶき民家を改修し、ゲストハウスの開業を目指している木村さん

 かやぶき屋根の古民家が残る秋田県八峰町峰浜の手這坂(てはいざか)集落に暮らす木村友治さん(37)が、ゲストハウスの年内開業を目指し、自宅のかやぶき民家の改修を進めている。手這坂のかやぶき民家は、保全活動の停滞により荒廃が著しく、木村さんは「地域の生活にかやぶきが息づいていた歴史を残す意味で、一人でも多くの人に関心を持ってほしい」と話している。

 手這坂は、約200年前に集落のモモを目にした紀行家・菅江真澄が、その美しさを「桃源郷」に例えたことで知られ、昔ながらのかやぶき民家が残る。以前は地元住民らによる保全の動きもあったが、地域の人口減に加え、かやぶき民家の修繕費用や人手が足りないことなどを理由に、その後は活動が停滞した。

 7年前に宮城県塩釜市から移住した木村さんは、築約170年のかやぶきの古民家(230平方メートル)に家族4人で暮らす。一昨年には、保全に向けてNPO法人ミチのクニ手這坂を設立。国の交付金を活用するなどして昨年から約1650万円かけて、かやのふき替えや断熱、内装などのリフォームを行っている。

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