寺田静氏が当選 参院選秋田選挙区

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 3人が立候補した参院選秋田選挙区(改選数1)は、野党統一候補で無所属新人の寺田静氏(44)が24万2286票を獲得し、自民党現職の中泉松司氏(40)=公明党推薦=に2万1067票差をつけて初当選を果たした。立憲民主、共産など4党の支援を受けながらも「政党色」を薄め、生活者目線を強調する戦術を展開。組織力が強みの中泉氏との激戦を制した。

 秋田選出の女性参院議員は寺田氏が初めて。国会議員としては、戦後初の1946年衆院選でトップ当選した故和崎ハル氏、2009年衆院選で当選した民主党(当時)の京野公子氏に続き3人目。

 政府が地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」を秋田市の陸上自衛隊新屋演習場に配備する計画が争点となり、寺田氏は反対を明確に主張。消費増税反対、子育て支援拡充などを訴えて無党派層に浸透し、支持を広げた。

 これに対し、中泉氏は連立与党の公明党や、数多くの企業・団体の支援を受け組織戦を展開。きめ細かな農政や地方創生などを訴えた一方、地上イージス新屋配備への賛否は明確にしなかった。安倍晋三首相や菅義偉官房長官ら政府要職や知名度の高い弁士が本県入りし、てこ入れを図ったが及ばなかった。

 寺田氏は、15市町村で中泉氏の得票を上回った。投票率は前回(60・87%)を4・58ポイント下回る56・29%。補欠選挙を除き、過去最低だった13年参院選の56・19%に次いで低かった。

 政治団体「NHKから国民を守る党」新人の石岡隆治氏(45)は、支持が限定的だった。

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