リンゴレンジャー参上! 園児に不審者への対応伝授【動画】

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悪役(左)を退治するリンゴレンジャー
悪役(左)を退治するリンゴレンジャー

 秋田県鹿角市の比内支援学校かづの校の高等部生徒23人による「かづの戦隊リンゴレンジャー」ショーが22日、同市花輪の市文化の杜(もり)交流会コモッセ文化ホールで開かれた。生徒が戦隊ヒーローに扮(ふん)し、訪れた約100人の保育園児らに不審者への対応法を伝授した。生徒が大規模会場で単独のリンゴレンジャーショーを行うのは初めて。

 生徒は2013年からリンゴレンジャーとして活動。市内小学校や保育園を訪問するほか、イベントなどに出演し、交通安全や不審者対応をテーマにした寸劇を披露、啓発活動を行っている。

 ステージでは、鹿角名物のリンゴ、十和田湖、八幡平、きりたんぽ、モモをモチーフに赤、青、緑、黄、ピンク色の衣装を身にまとったレンジャーたちがステージ上を動き回る。音響などの裏方作業も生徒が担当する。

 この日のショーでは、悪役が、帰宅途中の子どもたちに「お菓子をあげる。おうちまで送るよ」などと言い寄り、車に乗せようとするシーンでリンゴレンジャーの5人が登場。会場の子どもたちの大歓声を受け、繰り出した必殺技で悪役を退治した。

 その後、ステージ上で鹿角署員と共に不審者に対応する際の注意点を確認。「知らない人に付いていかない」「車には乗らない」「何かあったら大声で叫ぶ」といったことが大切だと呼び掛けた。

 鹿角市のあおぞらこども園の田中千尋ちゃん(6)は「格好良くて、ショーも楽しかった。知らない人に付いていかないようにしたい」と笑顔を見せた。

 赤の衣装の鹿角レッドを演じた高等部2年の成田友哉さん(17)は「広い会場で緊張したが、喜んでもらえてうれしかった。寸劇で披露するテーマを増やし、もっと幅広い世代の人の前でショーをやってみたい」と語った。

 リンゴレンジャーを統括する同校の鈴木陽教諭(30)は「子どもたちに『またショーを見たい』と声を掛けられることが生徒の励みになっている。ご当地ヒーローとしてもっと地域に定着できるよう頑張りたい」と話した。