総力戦で敗北、自民に衝撃 イージス逆風、組織戦に限界

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中泉氏の出陣式に集まった国会議員や首長ら。村岡氏(右端)と御法川氏(右から2人目)も肩を並べた=7月4日、秋田市大町
中泉氏の出陣式に集まった国会議員や首長ら。村岡氏(右端)と御法川氏(右から2人目)も肩を並べた=7月4日、秋田市大町

 21日投開票された参院選で、秋田県選挙区(改選数1)は野党統一候補で無所属新人の寺田静氏(44)が自民党現職の中泉松司氏(40)を破り、初当選した。自民としては国会議員や地方議員らが総力を挙げて臨んだ選挙戦。安倍晋三首相と菅義偉官房長官が期間中、共に2回本県入りする異例のてこ入れを図った上での敗北だった。関係者に衝撃が広がっている。

 「賛成の声も反対の声もいただいた。防衛省の不正確な調査や不誠実な対応に厳しい目を向けていきたいと訴えたが、届かなかった」

 21日夜、秋田市の選挙事務所で支持者を前に敗戦の弁を述べた中泉氏。陸上自衛隊新屋演習場が候補地の地上イージスを巡る問題についてこう語り、肩を落とした。

 防衛省がまとめた調査報告書に事実と異なるずさんなデータが使われていたことが判明したのは、公示1カ月前の6月上旬。住民説明会での職員の居眠りも発覚し、防衛省への批判が高まった。自民党にとっては予想外の「逆風」だった。

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