忠犬クロお手柄!忠助さん助ける クマ撃退、湯沢市の農道

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クロと散歩する齊藤さん
クロと散歩する齊藤さん

 秋田県湯沢市松岡で19日、同所の齊藤忠助さん(75)の愛犬クロ(柴犬、雄5歳)が、身をていしてクマに襲われた主人を守る一幕があった。クロは下顎の骨が折れるなど全治1カ月の重傷。齊藤さんも右足に全治3週間のけがを負ったが「クロがいなければ、命が危なかったかもしれない。とても勇敢だった」と話している。

 齊藤さんによると、クマに襲われたのは自宅から200メートルほど離れた山際の農道。クロの散歩で毎晩歩いていたという。19日は普段より1時間ほど早い午後5時ごろに自宅を出発。5分ほど歩くと、クロが急に足を止めて周囲の臭いを嗅ぎ始めた。数秒後、体長約1メートルのクマが山中から現れ、齊藤さんの右足にかみついた。この時、クロがクマにかみついたとみられ、突然身を翻して山中に姿を消したという。

 かみついたクロをクマが振りほどこうとした時にクロの下顎の骨が折れたとみられる。歯も何本か折れた。クロは長男夫婦が湯沢市内の動物病院に連れて行き、すぐに手術を受けた。抜糸はまだ済んでいないという。

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