子どもの車内放置、短時間でも命の危険 県内夏本番

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
照りつける太陽の下、駐車場の点検を行う従業員
照りつける太陽の下、駐車場の点検を行う従業員

 日中の気温が30度を超すなど本格的な夏が到来し、秋田県内でも乳幼児らを車内に放置することによる熱中症の危険性が高まっている。過去には本県でも乳児が犠牲になるケースがあった。夏の車内は一気に温度が上昇するため、専門家はわずかな時間の放置でも命に関わると警鐘を鳴らす。

 16日午後1時。秋田市のパチンコ店「MQリゾート茨島店」の駐車場で、女性店員がノートを片手に駐車場を歩いていた。上空に青空が広がり、日差しは容赦なく車内に差し込む。気温28・7度。窓を閉め切った車内の温度はさらに高いとみられる。

 店員は車内をのぞき、車に子どもらが取り残されていないか一台一台調べて回る。車内放置を見つけた場合は無線で店に報告し、110番する流れになっている。10分ほどかけて異常がないことを確認しノートに記録した。同店の遠藤優太マネジャー(36)は「事故が起こってからでは遅い。巡回を継続して事故防止を徹底する」と話す。

 業界では2002年から、こうした巡回を1時間に1回を目安に毎日実施している。背景にあるのは、子どもを車内に残して遊技に興じる親が社会問題化したことだ。県遊技業協同組合によると昨年1年間、全国では各店の巡回で子どもらの車内放置が101件確認された。うち41件は7、8月に集中したという。

(全文 1005 文字 / 残り 459 文字)