地方点描:桜堤防[湯沢支局]

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 桜並木が美しい湯沢市岡田町付近などの雄物川堤防で先日、堤防脇に整備された遊歩道の完成式典が行われた。高速道路や国道の開通と異なり、遊歩道で式典を実施するのは珍しいと思っていたが、住民たちが「桜堤防」と呼び親しんできた歴史があると知り合点がいった。

 式典を主催した湯沢西地区自治協議会によると、遊歩道は文月橋から中川原橋間の約1キロ。堤防沿いには270本の桜が植えられている。昭和20年代半ば、元湯沢町議が早世した妻と長男の供養に植えたもので、元町議が亡くなった後も住民が施肥やアメシロ駆除などの手入れを続けている。かつては開花時期に花火を打ち上げ、多くの花見客でにぎわったという。

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