遠い風近い風[伊藤伸平]マドリードの傘売り

会員向け記事
お気に入りに登録

 先日、スペインの首都マドリードを訪れた。ヨーロッパを襲った熱波の合間だったのだが、僕が滞在していた時は最高気温38度。じめっとした暑さではなく、乾燥していて日なたは太陽光線が直接肌を射すような、そんな強烈な暑さ。それでも日陰に入ると少しホッとできる。日なたと日陰の温度差が大きい、スペインの夏らしい夏だ。

 この時季のマドリードには世界中から観光客が集まり、中心部近くはまるで祭りのようなにぎわいだ。世界に誇るプラド美術館の日曜無料開放時間には、長い行列もできていた。そんな様子を横目に町を歩き回り、時々地元の立ち飲み酒場バルに入って、タパスやピンチョスをつまみにビールで喉を潤す。ファストフードのチェーン店でコーラを飲むよりもビールの方が安いのだから、もうこれは飲まずにはいられない。

※この記事は「会員向け記事」です。電子版への登録が必要です。
(全文 1222 文字 / 残り 879 文字)

この連載企画の記事一覧

秋田の最新ニュース