差し手と観客一体 竿燈開幕、3兄弟も「共演」

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眞崎さん3兄弟の竿燈が並ぶ場面もあった。左から順に道孝さん、寛道さん、孝寛さん
眞崎さん3兄弟の竿燈が並ぶ場面もあった。左から順に道孝さん、寛道さん、孝寛さん

 笛や太鼓のにぎやかなおはやし。「どっこいしょー」の掛け声。そして天を突く「光の稲穂」。秋田市で3日開幕した秋田竿燈まつりでは、各竿燈会の差し手が磨いてきた技を次々に披露した。差し手にはやし方、観客が一体となったまつりは初日から大きな盛り上がりを見せた。

 午後7時25分ごろ、笛の合図と同時に281本の竿燈が一斉に立ち上がると、大きな歓声が湧き上がった。

 「この瞬間は毎年、武者震いするほど気持ちが高ぶる。地元の伝統行事にこうして携われるのは幸せ」。妙技大会(昼竿燈)の大若団体規定で昨年、3兄弟で出場し優勝を果たした下肴町竿燈会の眞崎寛道さん(37)=僧侶=はそう語った。

 寛道さんは弟2人と子どもの頃から参加していたが、大人になって“共演”するのは、三男の道孝さん(29)が2017年に修行先の横浜市から戻ってから。次男の孝寛さん(31)は「素晴らしい実績がある先輩に囲まれ、しっかりとした技術が習得できる恵まれた環境。兄弟で競い合って伝統を守っていきたい」と力を込める。

 この日は時折、横風が吹いてきた。それでも3兄弟は長さ12メートル、重さ50キロの大若を肩や額でバランスよく上げ、技術の高さを見せた。

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