秋田市飯島の火力発電、月内着工見送り 関電エネ・丸紅

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 関西電力子会社の関電エネルギーソリューション(大阪市)と大手商社の丸紅(東京)が、秋田市飯島に今月予定していた石炭火力発電所の着工を見送ったことが6日、分かった。世界的には石炭から再生可能エネルギーに転換する「脱石炭」の動きが広がっており、関電エネルギーソリューションは「石炭火力発電事業を取り巻く環境を踏まえつつ、計画を検討している。着工の時期は未定」としている。

 両社は県有地の秋田湾産業新拠点に出力65万キロワットの石炭火力発電所2基を建設する計画。環境影響評価(アセスメント)の手続きは既に終えている。2~3月に縦覧に付した環境アセスの評価書は、着工時期を当初計画通り「2019年8月」と記載。24年の運転開始を目指していた。

 計画のアセスに対しては環境相が昨年9月、「二酸化炭素(CO2)排出削減の具体的道筋が示されないまま容認されるべきではない」とする意見を経済産業相に提出。経産相はこれを踏まえ、一層のCO2排出削減に努めるよう勧告し、両社は環境保全対策を実施して計画を進める考えを示していた。

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