米留学生、竿燈妙技会で気迫の演技 秋田最後の夏、完全燃焼

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「額」の妙技を決めるオブライアンさん
「額」の妙技を決めるオブライアンさん

 秋田竿燈まつり最終日の6日、国際教養大学大学院2年のブレイデン・オブライアンさん(24)=米国出身=が同大竿燈会の一員として力のこもった演技を見せた。来春、大学院修了を機に秋田を離れる予定で、特別な思いでまつりに臨んだ。念願の妙技大会優勝には一歩届かなかったが、「竿燈に参加できたことは誇り」と胸を張った。

 秋田市中通のエリアなかいちにぎわい広場で行われた妙技大会(昼竿燈)の団体規定決勝トーナメント。チームは順調に勝ち進み、昨年涙をのんだ準決勝に臨んだ。オブライアンさんの担当は「額」。大勢の観客が見つめる中、先に演じた「平手」の演技者から竿(さお)を受け取ったものの、額に移す前に、吹き付ける風に竿が倒れた。だが、そこから竿を再び持ち上げて演技を続けた。次の仲間につなげる姿に大きな拍手が送られた。

 結局、その後の3位決定戦でも敗れ、昨年と同じ4位で最後の大会を終えた。仲間から「よく頑張った」と声を掛けられると、「自分のミスで負けた」と目を真っ赤にして悔しさをにじませた。

 オブライアンさんは2015年9月、米ノースカロライナ州の大学から教養大に留学。歓迎式で初めて見た竿燈の演技に魅了された。すぐ竿燈会に入り、翌16年のまつりに参加。いったんアメリカに戻り大学を卒業すると、大学院の進学先に再び教養大を選んだ。企業の広告ビジネスを学ぶ傍ら、竿燈の練習に打ち込み、大会優勝を目標に掲げた。

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