天皇陛下放流のトラフグすくすく 海づくり大会まで1カ月

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県水産振興センターで育成中のトラフグの稚魚
県水産振興センターで育成中のトラフグの稚魚

 来月7、8日に秋田市で開かれる「第39回全国豊かな海づくり大会」まであと1カ月となった。天皇、皇后両陛下が放流される予定のマダイとトラフグの育成など、本番に向けた準備が着々と進む。一般客向けに多彩な関連行事も企画されており、主催する実行委員会の県や漁業団体は大会を盛り上げようと態勢を整えている。

 海づくり大会は水産資源の保護や漁業の振興を目的に毎年開催されており、本県では初めて。功績団体の表彰、漁業後継者の決意表明などを行う式典、漁船による海上歓迎パレードと稚魚の放流行事で構成され、一般客が参加できる関連行事もある。

 式典は8日、県立武道館で招待客約千人が参加して行われる。両陛下から漁業者らへハタハタやサクラマスの稚魚、エゾアワビの稚貝、ワカメが手渡される見通し。その後、秋田港で底引き網漁や定置網漁など本県の漁船が歓迎パレードを行い、両陛下や招待客約500人がマダイの稚魚約500匹、トラフグ約300匹を放流する予定だ。

 現在、男鹿市の県水産振興センターで放流用のトラフグを育成中。国内北限の産卵場とされる本県沖で取れたトラフグから卵を採取し、6月上旬にふ化させた。体長5センチ程度に育っており、放流時には10センチほどになる見込み。増殖部の藤田学主任研究員は「成育は順調。しっかり育てて本番を迎えたい。資源管理の大切さと秋田の魚のPRにつなげたい」と話す。県栽培漁業協会(同市)が育成しているマダイの成長も良好という。

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