時代を語る・佐藤明(24)レコードからCDへ
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1980年代の中頃には、コンパクト・ディスク(CD)がどんどん出回るようになりました。初めは非常に高価だったCDプレーヤーの価格も徐々に下がり、CDがやがてレコードに取って代わるのは明らかな情勢でした。
昭和62(1987)年に、ジャズ喫茶ミントンハウスで使う音源をCDに切り替える決断をしました。残念がるお客さんが多かったですね。何しろ長くレコードに慣れ親しんだ人たちばかりですから。それに初期のCDはアナログのレコードに比べて、やせて乾いた感じの音がしましたしね。