県内大学の研究から[秋田大・大橋純一教授]方言の音声分析

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収集した発音を分析ソフトに通すと周波数がパソコン画面にグラフ表示される
収集した発音を分析ソフトに通すと周波数がパソコン画面にグラフ表示される

 フェビ(蛇)、アヒェ(汗)、シェナガ(背中)―。こうした秋田弁の発音には古い日本語の発音が残っていると、秋田大教育文化学部の大橋純一教授(49)=日本語学専攻=は指摘する。秋田弁の発音を世代ごとに分析することで、日本語の段階的な変化を捉えられるのではないかと考えている。

 「秋田をはじめ東北や九州といった日本列島の周辺部に当たる地域には、古い時代の日本語が中央から取り残された形で存在する傾向がある」。東北大大学院生の頃から東北地方の方言に関心を持ち、20年以上にわたって東北各県の方言を収集している。

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