驚異の粘り、最後まで 仙北、反撃あと一歩届かず

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試合終了の整列後に健闘をたたえ合う仙北の選手(左)
試合終了の整列後に健闘をたたえ合う仙北の選手(左)

 第41回全国中学校軟式野球大会で東北第2代表の仙北(秋田県大仙市)は準決勝で九州第3代表の浅川(福岡)に延長十回、タイブレークの末に6―9で敗れ、1982年の第4回大会で優勝した城東(秋田市)以来、県勢37年ぶりの決勝進出はならなかった。

 最後の最後まで粘り強く戦った。タイブレークまでもつれた雨中の準決勝。延長十回に3点を返し、3点差に迫ったが、最後の打者が遊ゴロに倒れ、仙北の長い夏は終わりを告げた。

 1―1で迎えた延長九回に2点を勝ち越されたが、土壇場の集中力で勝ち上がってきた底力はまだ残っていた。2死二、三塁から松本太一(3年)と茂木虎々真(2年)の連続適時打で同点に追い付く驚異の粘り。茂木は「ここまで来られたのは3年生のおかげ。まだ終わらせたくなかった」と執念の一打を振り返った。

 2回戦に続いてのタイブレーク戦は十回表に一挙6失点。再び劣勢に立たされたが、長淵星河(3年)が「負けていても粘り強いのがこのチーム。後ろにつなぐだけだった」と中前適時打を放ち、後続の押し出し死球などで追いすがった。

 チームの躍進を支えた長淵と竹村凌平(同)の両投手は、3日間で4戦目となるこの試合で疲労がピークに達していた。斉藤誠良監督は「小刻みに代えて休ませながら、流れを変えたかった」と起用法を説明したが、最後に力尽きた。

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