8月の県内熱中症急増、276人搬送3人死亡 猛暑影響

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37度を記録した温度計=19日午後2時ごろ、秋田市土崎港北の国道7号
37度を記録した温度計=19日午後2時ごろ、秋田市土崎港北の国道7号

 8月に入り、熱中症で救急搬送される人が急増している。秋田県によると、18日までに276人が搬送された。8月として過去最多だった2012年の308人に迫るペース。平年より気温が高いことが要因とみられる。各所で熱中症対策に追われている。

 「人が倒れている」。16日午前4時ごろ、秋田市寺内の市道で通行人が119番した。救急隊が現場に行くと、同市の40代男性が意識を失って倒れていた。病院に搬送されたが、18日午前2時半ごろ、重度の熱中症で死亡。男性は新聞配達の途中で熱中症になったとみられる。

 県や県警、各消防本部によると、5月から今月18日までに熱中症で搬送されたのは465人。6割弱の276人が8月に集中した。5日には能代市の90代女性と秋田市の60代男性が熱中症とみられる症状で死亡。新聞配達中の男性を含め計3人が命を落とした。

 8月の暑さについて、秋田地方気象台は、平年より高気圧の勢力が強まり、南から暖かい空気が流れ込みやすいためとみる。15日には、にかほ市、五城目町で38・1度と観測史上最高を記録し、北秋田市鷹巣と能代市を合わせ、計4地点で38度以上となった。県内の複数の地点で38度以上を観測したのは1978年8月3日以来、41年ぶりだった。台風10号の接近に伴うフェーン現象も拍車を掛けたという。

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