「村を守る不思議な神様」再び ユニークな行事と思い紹介

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人形道祖神の取材を続けている宮原さん(左)と小松さん
人形道祖神の取材を続けている宮原さん(左)と小松さん

 秋田市の郷土史研究家・小松和彦さん(42)とイラストレーター・宮原葉月さん(45)が、県内各地の集落の境などに祭られている「人形道祖神」をテーマにした本「村を守る不思議な神様」の第2弾を刊行した。第1弾には収録されていない12カ所の道祖神を新たに取材。人形を作り替えて集落を巡行する行事のユニークさや、素朴な神様に寄せる人々の思いを、カラフルなイラストと共に紹介している。

 人形道祖神は疫病や災いが入ってこないよう、集落の境や道端に祭られた民間信仰の神様。ワラや木の人形、面など、さまざまな形態がある。

 小松さんは徹底した取材に基づき、地域の歴史と結び付けながらユニークな筆致で道祖神を紹介する。湯沢市の「御返事(おっぺち)のカシマサマ」を紹介する章では、ワラ人形に付いている巨大な男根を、男たちが「フー、フー」と呪いのような声を上げて揺らす様子を「ローリングストーンズの名曲『悪魔を憐(あわ)れむ歌』を彷彿(ほうふつ)とさせる」と描写している。

 本に関する問い合わせは小松クラフトスペースTEL018・837・1118

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「悪魔を憐れむ歌」を彷彿とさせる「御返事のカシマサマ」の動画はこちら