由利本荘市で赤田大仏祭り みこし担ぎ行列練り歩く【動画】

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太鼓をたたきながら舞う平岡獅子踊り
太鼓をたたきながら舞う平岡獅子踊り

 全国でも珍しい神仏習合の祭典として知られる「赤田大仏祭り」(県無形民俗文化財)が21、22の両日、由利本荘市赤田で行われ、地域住民が五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を祈った。22日は約120人が獅子踊りや、獅子舞などの奉納芸能を披露しながら、神明社から長谷寺(ちょうこくじ)までの約700メートルを練り歩いた。

 祭りは、長谷寺の開祖是山(ぜざん)禅師(1732~1811年)が始めたと伝えられ、200年以上の歴史を持つ。毎年21日に大仏の分身とされる観音菩薩(ぼさつ)像を長谷寺から神明社に運び一晩安置。翌日みこしに載せて長谷寺に戻す。

 のぼり旗やみこしを担いだ行列は22日午後1時半に神明社を出発。赤田獅子舞をはじめ、周辺地区の岩谷、柴野の各獅子舞、平岡獅子踊りも加わり、所々で笛や太鼓、かねの音を響かせて舞った。沿道には大勢のカメラマンが駆け付け、写真に収めた。

 今年はメンバーがそろわず、山田獅子舞と、ひょっとこやおたふくの面を着けた男衆が、跳びはねながらこっけいなしぐさで踊る北福田社切(しゃぎり)は参加しなかった。

 一行は30分ほどかけて長谷寺に到着。大仏殿の周囲を3周し、最後は観音像を納めたみこしを大仏殿に安置。その前で獅子舞などを奉納した。

 祭りには内越(うてつ)保育園の年長児32人も参加。富永ゆらちゃん(6)は「前にも参加したことがある。大きい家みたいなおみこしが迫力あってすごかった。また来てみたい」と話した。

 赤田町内会の田口作内会長(70)は「一番にぎやかな北福田社切が参加できず盛り上がりに欠けた。来年は参加できると聞いているので期待したい。今年は参加者の確保に特に難儀したが、今後は地元を離れた出身者にも協力を強くお願いして、何としても祭りを維持したい」と語った。