鉄製品出土、政庁西にも鍛冶工房か 秋田城跡で発掘調査説明会

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 市職員の説明を聞きながら発掘現場を見学する参加者
市職員の説明を聞きながら発掘現場を見学する参加者

 国指定史跡・秋田城跡(秋田市寺内)で24日、第112次発掘調査の現地説明会が行われ、平安時代に鍛冶工房があったと推定できる出土品や竪穴建物跡が見つかったことが報告された。市内外の考古学ファンら約70人が参加した。市立秋田城跡歴史資料館の主催。

 発掘調査は5月13日に始まり、9月下旬までの予定。対象は秋田城の中心施設・政庁の西側に広がる焼山地区で、約600平方メートル。これまでの調査で約60メートル四方の材木塀で囲われた何らかの施設があったことが分かっている。

 今回の発掘では、鎌の刃先や炉に空気を送り込むふいごの羽口、鉄を加工する際に出る不純物の鉄滓(てっさい)が見つかった。ほかに食器として使われた須恵器、土師(はじ)器なども出土した。

 説明に当たった資料館職員は「ふいごの羽口や鉄製品が見つかったことから、塀の中には鍛冶工房があったと考えられる。鉄製品を本格的に生産していた政庁東側の工房と違い、焼山地区では修理などの作業が行われていたのではないか」と話した。

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