キノコ採りシーズン、クマに注意を! 県内で山岳遭難増加

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秋田市の太平山で遭難者を捜索する警察や消防=5月4日
秋田市の太平山で遭難者を捜索する警察や消防=5月4日

 秋田県内で今年、山岳遭難が増えている。今月25日までに山菜採りや登山、釣りなどで50人が遭難し、昨年1年間の55人を上回るペース。死者や行方不明者も出ている。今後はキノコ採りの入山者が増加する上、食べ物を求めるクマの活動期とも重なるため、県や県警が注意を呼び掛けている。

 「まさか遭難するとは思わなかった」。横手市の70代男性が秋の山の怖さを語る。昨年10月、友人と仙北市の山林に出掛けた。秋には必ず足を運ぶマイタケのスポット。夕方、見慣れた景色の中を歩いて引き返す途中、数メートル先にいるクマを見つけた。

 とっさに逃げたのは、普段は通らない道。気付くと友人とはぐれ、どこを歩いているのか分からなくなった。周辺は既に暗く、気温も急に下がった。携帯電話で連絡した友人と何とか合流したが、「慣れた山だという考えが甘かった。早めに下山するなど、遭難の危険性を常に想定するべきだった」と振り返った。

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