時代を語る・舘岡誠二(9)ガリ版で初句集作る

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ガリ版で初めて作った句集「土性骨」
ガリ版で初めて作った句集「土性骨」

 昭和35(1960)年の初め、八郎潟町の村井由武(よしたけ)さんから俳句を習い始めるとともに、秋には西東三鬼主宰の俳誌「断崖」に入会しました。「断崖」秋田支部を結成した村井さんに引き入れてもらったのです。私が研さんを積む場は、湖畔時報の読者文芸欄、秋田魁新報のさきがけ俳壇、「断崖」の三つに広がりました。三鬼はその2年前の33年、魁主催の全県俳句大会の講師として来県しています。

 そんな折、村井さんから「どうだ、頑張って俳句雑誌を出してみないか」と水を向けられました。まだ早いと思いました。自分の句すら満足に作れない者に、作品を募ったり、寄稿を集めたりすることができるはずもありません。

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