民間飛行士・佐藤章の生家を移築 「飛翔館」気軽に訪れて

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移築作業が完了した佐藤章の生家内蔵「飛翔館」
移築作業が完了した佐藤章の生家内蔵「飛翔館」

 秋田県美郷町出身で本県初の民間飛行士・佐藤章(1894~1921年)の生家内蔵が、同町飯詰の町宿泊交流館ワクアスの駐車場の一角に移築された。町は内蔵を「飛翔(ひしょう)館」と名付け、飛行士時代の章の所持品を展示するほか、貸し出しスペースとして活用する。1日は、オープニングセレモニーが行われ、地域住民らにお披露目された。

 内蔵は2階建てで延べ床面積237平方メートル。章の父・平治と祖父・金重が記した「菻澤(がつぎざわ)歳時記」によると、1888(明治21)年に同町金沢西根に建てられた。柱や床にヒバ、梁(はり)にケヤキが使われており、当時塗られた漆の光沢が残っている。

 章は旧制横手中学校(現横手高校)卒業後、東洋飛行学校を経て帝国飛行協会や日本飛行機製作所の飛行士として活躍。2人乗り飛行機の民間高度新記録を打ち立てたほか、東京―大阪間往復郵便飛行大会で優勝した。しかし、27歳のときに千葉県津田沼上空で飛行訓練中に墜落し、命を落とした。

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