本紙イージス取材班に新聞協会賞 「ずさん調査」スクープ

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 日本新聞協会は4日、2019年度の新聞協会賞を発表した。優れた報道を対象とする編集部門では、秋田魁新報社イージス・アショア配備問題取材班(代表・松川敦志社会地域報道部編集委員)の「イージス・アショア配備問題を巡る『適地調査、データずさん』のスクープなど一連の報道」(ニュース部門)を含む3件が選ばれた。本紙の受賞は1968年度、74年度に続き45年ぶり3度目。

 2017年11月に表面化した陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備計画は、昨年6月に防衛省が適地調査の意向を県側に伝えて本格的に動きだした。本紙は、世界で唯一、実戦配備されているルーマニアでの取材などを通じ、配備による問題点を探ったほか、計画の背景を多角的に検証する長期連載「盾は何を守るのか」を展開した。

 今年5月に防衛省が公表した適地調査の報告書に対しては、妥当性を検証する報道を展開。他の国有地を「不適」とする理由に事実と異なるデータが用いられていることを調査報道で明らかにし、6月5日付1面で「適地調査、データずさん」のスクープを報じた。

 報道を受け、岩屋毅防衛相が国会で謝罪。防衛省は適地調査をやり直すことになり、新年度予算案への土地造成費などの計上が見送られた。

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