ひとり考:1人暮らし 心穏やかで、結構幸せ

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暖かな光が注ぐ居間のこたつ。女性のお気に入りの場所だ
暖かな光が注ぐ居間のこたつ。女性のお気に入りの場所だ

 生まれる時、人は一人。死ぬ時も一人。一人は気楽。一人は寂しい―。「一人」について、さまざまな立場や角度から考えます。

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 楽しみは、一日の終わりに見る「韓国ドラマ」。こたつに入って寝そべり、誰にも邪魔されず物語の世界に浸る。

 「韓国のドラマは感情の表現が激しくて、分かりやすいの。『何で今それを言っちゃうの』なんてテレビに向かって話しながら見てますよ」。県南の女性(75)は笑う。

 生まれ育った家に母親と兄夫婦と4人で暮らしていたが、兄夫婦が亡くなり、母をみとって1人暮らしになった。

 若い頃は「25歳までに結婚する」と親に宣言していた。しかし、結婚はしなかった。20代半ば、大きな失恋をした。相手への思いが深かった分、「何も見えず、何も聞こえないような精神状態」が2、3年続き、なかなか立ち直ることができなかった。

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