わたしの結婚:ナンモセズ・ハズバンド 「結婚して良かった?」

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鐘子さんと話す祥助さん
鐘子さんと話す祥助さん

 「キウイ・ハズバンド」をご存じだろうか。和訳すると「キウイの夫」。家事や子育てに積極的な夫を意味するニュージーランドの言葉だ。ちなみに「キウイ」は果物のことではない。雌が卵を産むと雄が温めて孵化(ふか)させる、ニュージーランドの国鳥「キウイ」のことである。

 「キウイ・ハズバンド」と聞くたび、猪股祥助さん(70)=由利本荘市=は思う。「俺は、秋田弁風に言うと『ナンモセズ・ハズバンド』かな」と。家事や育児を何もせず、妻任せにしてきたからだ。

 祥助さんが妻・鐘子さん(68)と結婚したのは1971年。母方の祖母の紹介によるお見合いだったが、祥助さんは運命を感じた。

 実家が農家の祥助さん。自身が小柄だったことから、「農家の嫁なら背の大きい丈夫な人が良い」と考えていた。鐘子さんは、その理想にぴったりだった。

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