時代を語る・舘岡誠二(17)父との別れを俳句に

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第2句集「みどりの繃帯」。表紙は日本画家の義弟・舘岡豊照の「脈」
第2句集「みどりの繃帯」。表紙は日本画家の義弟・舘岡豊照の「脈」

 俳誌「海程(かいてい)」の新人賞を頂いた3年後の昭和43(1968)年10月、2冊目の句集「みどりの繃帯(ほうたい)」を出版しました。初句集「土性骨(どしょっぽね)」はガリ刷りの手製でしたが、これは東京の出版社から出しました。金子兜太先生に序文を書いていただいて、うれしかったなあ。「父とのわかれ空のみだれの縄梯子」など170句を収めております。

 「父とのわかれ」とありますが、前年8月11日に実父・佐藤久米蔵を57歳で亡くしました。父は当時、五城目町の農業委員を務めていたんですが、会議に向かう途中、脳出血で倒れてその日のうちに亡くなりました。

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