県内大学の研究から[県立大・佐藤和人教授]ドライバーの内部状態の推定

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実験に使用したドライビングシミュレーター。中央の画面近くにあるカメラなどでドライバーの視線や顔の動きを調べる
実験に使用したドライビングシミュレーター。中央の画面近くにあるカメラなどでドライバーの視線や顔の動きを調べる

 全国で悲惨な交通事故が後を絶たない。県立大システム科学技術学部知能メカトロニクス学科の佐藤和人教授(66)は「交通事故のほとんどがヒューマンエラーによるもの。しかし、どのような場面で、どのような過程でヒューマンエラーが発生して事故に結びつくか、科学的なデータに基づいて議論されることは少なかった」と話す。

 現在、自動車メーカーが力を入れている衝突回避など安全システムについては、「ほとんどが前方車両など『外との関係』に目を向けたものだ」と指摘。「ドライバーがどのような状態で運転しているかを把握できる技術が加われば、安全性はさらに高まるはずだ」と考え、運転中の動作から「ぼんやりしている」「集中している」といった内部状態を推定する研究に取り組んでいる。

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