ひとり考:不登校だった私 学校が全てじゃない

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高校からの帰り道。夕焼けが街を包む(ユウカさん撮影)
高校からの帰り道。夕焼けが街を包む(ユウカさん撮影)

 「トイレ一緒に行こー」

 ユウカさん(15)=県内、仮名=が小学生の頃、休み時間には女子同士、連れ立ってトイレに行くのが「普通」だった。その上、リーダー格の子が「そこで立って待ってて」と指示してくる。

 用もないのに、トイレの前に立たされている自分。何、この時間。私、何してるんだろ。ユウカさんにとって学校は、そんな意味の分からないルールに囲まれた息苦しい場所だった。

 協調性と言うと聞こえはいいが、少しでもみんなと違うことをしたり、話したりすると孤立してしまうかもしれない。当時はそれが怖かった。「とにかく浮かないように必死。『一人は困る。標的にはなりたくない』って思ってました」

 中学に入ると、男子生徒を巡る行き違いが原因で、女子グループから外された。幼稚園から一緒で仲の良かった友達に突然、「もう、ユウカとは話さない」と言われた。「私たち、ずうっと親友だからね」。そう言っていたのは、あの子の方だ。それなのに「親友じゃない」って、どういうこと? 家に帰って、一人で泣くことしかできなかった。

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