角館のお祭り、4年ぶり全丁内参加 安全優先で再スタート

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各丁内の曳山が練り歩き、住民の前で手踊りを披露した=9日午前
各丁内の曳山が練り歩き、住民の前で手踊りを披露した=9日午前

 秋田県仙北市で7~9日に開かれた角館のお祭りは、2015年に死亡事故が起きて以来、4年ぶりに全18丁内が参加した。事故後、安全な運行を最優先にして実行委員会組織の改編や対策に取り組んできた角館のお祭りが改めてスタートを切り、関係者が気持ちを新たにした。

 2日目の8日夜、市役所角館庁舎前で行われた観光ぶっつけ。鈍い音を立てて激突する曳山(ひきやま)と歓声を上げて見守る見物客との間には、高さ1メートルほどの簡易バリケードが設置された。「角館町」などと書かれたはんてんを着用した保安委員が、向かい合う2台の曳山を四方から囲み、見物客の安全に目を光らせた。いずれも15年の死亡事故を受け、祭り実行委が始めた安全対策の一環だ。

 ほかにも、実行委は市が事務局を務める体制から、祭りの実務関係者や経験者を中心とした組織に改編。全丁内に保険加入を義務付けた。曳山運行時の泥酔者の排除や参加者のはんてん着用など15項目の基本事項をまとめ、徹底を呼び掛けている。

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