病気の子供を「スカイプ」で学習支援 秋大教授が取り組み

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病気で入院する子どもたちの現状や支援の手だてを学んだ説明会兼研修会=秋田市の秋田大手形キャンパス
病気で入院する子どもたちの現状や支援の手だてを学んだ説明会兼研修会=秋田市の秋田大手形キャンパス

 入院や自宅療養のため学校に通えない児童生徒の学習を支援する秋田県内のボランティア活動が、今年で5年目を迎えた。中心となっているのは秋田大大学院教育学研究科の藤井慶博教授(57)=特別支援教育=と同大の学生たち。昨年からは「人材バンク」として県民のボランティアを募るなど、徐々に活動の輪が広がっている。

 ボランティアが始まったのは2015年。病気療養中の児童の学習支援について相談を受けた藤井教授が、学生たちに呼び掛けたのがきっかけだった。

 子どもたちの学習支援のため、藤井教授たちが活用しているのがインターネット電話「スカイプ」。子どもがいる所とボランティアがいる所を回線でつなぎ、画面越しにやりとりする。感染症にかかりやすい子どもの場合はこうした「遠隔支援」が効果的だが、本年度からはボランティアが子どもたちの所に出向く「アウトリーチ型」の支援も始めた。

 これまでサポートした県内の児童生徒は5人。小中学生や高校生だけではない。病気で高校受験できないまま中学校を卒業し、その後、何の公的サポートも受けられずにいた子の受験勉強も支援した。

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