町有地と民有地が混在、大丈夫? 五城目町の森山の車道

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五城目町のシンボルとして親しまれている森山。右側の電波塔が立っている峰が第2高地で、麓からここまで車道が通っている
五城目町のシンボルとして親しまれている森山。右側の電波塔が立っている峰が第2高地で、麓からここまで車道が通っている

 秋田県五城目町議会9月定例会は10、11日に一般質問を行った。町当局は、所有権が分からない森山(325メートル)の車道について、道路としての登記はないが、車道が通る場所は町有地と民有地となっていたと説明した。これまで「通信事業者の管理用道路で、町道ではない」としていた。ただ、通信事業者に対し、登記内容に基づく確認は済ませておらず、車道の正確な所有権は不明のまま。議員からは準備不足で定例会に臨む町への批判や、事故発生時の管理責任を心配する声が上がった。

 森山は山頂と第2高地(約285メートル)の二つの峰があり、麓から第2高地に続く車道の所有権が不明となっている。

 両日の一般質問で町当局は、これまでに調べた結果を説明。それによると、問題の車道は1965年、通信事業者(当時、電電公社)が第2高地に通信設備を建てる際、土地を所有する町、町民と用地の無償賃借契約を結んだ上で自費で造成した。

 ただ、秋田地方法務局が現在管理する図面上にこの車道は載っておらず、車道ができる前にあった旧道(公道)が記載されている。車道は旧道を一部拡幅して造成したとみられ、旧道は現存しない。92、93年には町と通信事業者(当時、NTT)が道の移管について協議したものの、結論は出なかったと説明した。

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