時代を語る・舘岡誠二(21)念願の海程賞を受賞

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海程賞授賞式の会場、九段会館前で妻暁子と=昭和62年8月
海程賞授賞式の会場、九段会館前で妻暁子と=昭和62年8月

 俳誌「海程(かいてい)」の新人賞を受賞してから22年後の昭和62(1987)年、「海程賞」を頂くことができました。1年間の投稿作品を総合評価する栄えある年間賞です。県内では高校文芸部員の指導役を依頼される立場になっていた私ですが、この受賞でようやく自分も「俳句作者」を名乗れるようになったのかなと思いました。

 主宰者金子兜太先生のほか、堀葦男先生、渋谷道(みち)先生が推してくれたそうです。受賞句として20句を誌面に載せていただきました。亡父を詠んだ「雪を食うくせあり父は霊の床」、秋田の風土をにじませた「ひとりびとり骨酒を飲み男鹿の漁夫」、勤めていた酒造店の出張先の北海道で作った「鮭を吊り寝がえりをうつ霧の町」。どれも思い入れの深い作品です。

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