高めよう防災力(4)指定緊急避難場所 災害の種類ごと指定

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 「指定緊急避難場所」とは、地震や津波などの災害から命を守るために住民が緊急的に避難する場所のことを言う。名前に「指定」という言葉が入っていることからも分かるように、事前に洪水や津波など災害の種類ごとに、一定の基準を満たす施設や場所を市町村長が指定する。

 避難をする際に注意しなければならないことは、災害の種類ごとに避難場所が異なるということ。例えば、ある場所では洪水の避難場所に指定されているものの、土砂災害には指定されていないことがある。洪水の際には避難できても、土砂災害で避難すると逆に危険になる可能性も出てくる。

 このほかに「指定避難所」というものがある。災害の危険性があって避難した住民が、危険性がなくなるまで一定期間滞在することを目的とした施設のことを指す。指定緊急避難場所と指定避難所は、市町村のホームページから簡単に調べることができる。

 実際に避難する場合に備えて、市町村が作成しているハザードマップや地域防災計画を見て、河川が氾濫した場合にどのくらい浸水してしまうのか、土砂災害が起こりやすい場所ではないのかなど、自宅や学校・職場周辺にどのような危険があるのか、あらかじめ調べておくといいだろう。

 また、既に周辺で災害が発生している場合には、避難するとかえって命に危険を及ぼすこともあり得る。その場合、近くのより安全な場所への移動や、その時点でいる建物のより安全な部屋への移動を行い、少しでも命が助かる可能性がある行動を取らないといけない。

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