ニュースの「つぼ」:能代消防署員殉職火災の報告書

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報告書の内容について会見する能代山本広域消防本部の幹部ら=8月28日
報告書の内容について会見する能代山本広域消防本部の幹部ら=8月28日

 能代市富町で今年1月に消火活動中の能代消防署員2人が殉職した火災で、能代山本広域消防本部が先月下旬、調査報告書を公表した。2人が巻き込まれた原因については「急激な濃煙や炎が致命傷となった」と推定したが、出火原因は現在も「調査中」とするなど不明な点も残る。十分に解明されたとは言い難い。

 火災は1月22日午前7時ごろ発生。店舗兼住宅など約782平方メートルを全焼し、隣接する住宅と木工所など4棟に延焼。消火活動中だった男性消防司令=当時(32)=と男性消防司令補=同(26)=が焼死した。

(全文 1008 文字 / 残り 764 文字)

富町火災報告書のポイント

▼死亡した2人は急激な濃煙と炎にさらされて亡くなったと推定
▼出火原因は調査を継続する
▼火元の店舗兼住宅は増改築を繰り返し、扉の多い複雑な構造だった
▼(爆発的に燃焼する)フラッシュオーバー発生の決定的証言・物証はない
▼指揮体制や部隊管理の整備・強化、訓練の充実などで再発防止を図る

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