「若冲と京の美術」開幕、ファン続々 横手・県立近代美術館

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若冲作品の魅力などについて語る細見美術館の細見館長
若冲作品の魅力などについて語る細見美術館の細見館長

 細見美術館(京都市)の所蔵品94点を展示する「若冲(じゃくちゅう)と京(みやこ)の美術―京都 細見コレクションの精華」(秋田魁新報社など主催)が14日、秋田県横手市の県立近代美術館で開幕した。江戸中期の画家伊藤若冲の作品のほか、日本美術史を彩る貴重な絵巻などを展示、初日からにぎわった。「細見コレクションと若冲」と題した細見良行・細見美術館長の講演にも約100人が集まった。展覧会は11月10日まで。

 細見美術館は、大阪の実業家細見良氏(1979年没)に始まる細見家のコレクションが並ぶ。収蔵品は日本美術のほぼ全ての分野と時代を網羅するのが特長。

 講演会で細見家3代目の細見館長は、琳派(りんぱ)の俵屋宗達の「風神雷神図屏風(びょうぶ)」について「髪の毛も動きがあり、風が吹いている様子が伝わる。りりしい姿の一方、足の裏やへそはかわいらしく描かれ、味わい深い」と説明。若冲に関しては「2000年に京都国立博物館で開催された没後200年の展覧会が人気爆発の契機」と話し、「雪中雄鶏図(せっちゅうゆうけいず)では落ち葉の一つ一つに雪を載せるなどディテール(細部)にこだわった。神様や仏様に見てもらおうと描いているので、ごまかしが一切ない」と語った。

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秋田魁新報社電子版・企画