パリ郊外・藤田嗣治のアトリエで「秋田の行事」舞う

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藤田のアトリエを背に跳ねるヨシタカさん(本人提供)
藤田のアトリエを背に跳ねるヨシタカさん(本人提供)

 秋田市出身のダンサーYoshitaka(ヨシタカ)さん(38)=本名・鈴木祥高、オランダ在住=が21、22の両日、画家・藤田嗣治(1886~1968年)が描いた大壁画「秋田の行事」を表現した創作ダンスの公演をフランス・パリ郊外で行う。会場は、晩年の藤田が暮らした住居兼アトリエで、現在はミュージアムとなっている「メゾン・アトリエ・フジタ(藤田のアトリエ)」の庭園。パリで最も成功した日本人画家とされる藤田と秋田のつながりを、現地の人々にPRする貴重な機会となる。

 ヨシタカさんは2012年から英国でダンサーとして活動。一時帰国していた15年、「秋田の行事」を常設展示する県立美術館(秋田市)の依頼を受け、作品をテーマにしたダンスを創作し、市内で公演を行った。得意とするUKジャズダンスの高速ステップと、竿燈や梵天といった壁画に描かれた行事の動きを組み合わせ、大壁画の世界観を独自の解釈で生き生きと表現した。

 「秋田の行事」のダンスはヨシタカさんのライフワークとなり、17年にオランダに拠点を移した後も欧州各地で披露してきた。

 「藤田のアトリエ」はパリの南西約30キロのビリエ・ル・バクル村にある。今回の公演は、パリ在住でヨシタカさんと親交のあるその子・アーノルド今井さん(38)=秋田市出身=がアトリエ側に提案。アトリエの責任者が関心を示し、欧州各地の文化施設で特別イベントが行われる「ヨーロッパ文化遺産の日」(21、22日)に合わせて開催されることになった。

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