北秋田「新東北メタル」、海外向け建機部品増産へ

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新東北メタルが製造している超大型ショベル向けの鋳鋼品(同社提供)
新東北メタルが製造している超大型ショベル向けの鋳鋼品(同社提供)

 日立建機グループで北秋田市綴子の「新東北メタル」(来栖直敏社長)は、「鉱山機械」と呼ばれる超大型の油圧ショベルやダンプトラック向け部品を増産するため、敷地内に工場3棟を増設する。年内に用地を造成し来年春に着工、2021年度の完成を目指す。海外の鉱山で使われる建設機械の需要増加を受けて判断した。総事業費は約13億円。21年度末までに17人を新規雇用する。

 新東北メタルは高温で溶かした鉄を型に流し込んで金属部品を造る鋳鋼(ちゅうこう)品メーカー。従業員96人。建設機械を製造する日立建機(東京)の子会社で、主に北米やロシア、オーストラリアなどの鉱山で使われる同社建設機械の部品を製造している。

 油圧ショベル向けには走行装置の無限軌道を構成する直径約2メートル、重さ約3トンの巨大な円形の鋳鋼品、長さ1・4メートル、重さ850キロの板状の鋳鋼品をそれぞれ供給。ダンプ向けには駆動モーターとタイヤをつなぐ直径2メートル弱の円形の鋳鋼品などを造っている。

 19年度の同社全体の生産量は好調な需要を反映し、前年度(3024トン)比9%増の3300トン、売上高は前年度(15億4200万円)比17%増の18億円になる見込み。

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