北斗星(9月17日付)

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 小型無人機ドローンがブーンと音を立てて何度も高々と飛び上がり、空中で静止する。そこは秋田市八橋のあきぎんスタジアム。ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会に向け、11日までフィジー代表が練習していた

▼ドローンは上空から、その様子をビデオ撮影していた。コーチが時折選手を集め、映像を見せた。攻守の陣形や動きを確認した選手は再びフィールドに散ると、練習を再開した

▼今やどのスポーツでもトップレベルになると、最新機器を用いた情報収集や分析が当たり前になった。奔放なパス回しが「フィジアンマジック」と呼ばれるフィジーも例外ではないらしい。そう思った矢先、観客席でビデオ撮影中の男性の元にスタッフが駆け寄った。撮影した映像を男性に消去してもらったようだ。情報漏れにも敏感になっている

▼4年前の前回W杯で強豪・南アフリカを破った日本代表の活躍は、相手の戦力を徹底的に分析した成果だと言われた。選手の強化や選考のため、練習中の選手の体に衛星利用測位システム(GPS)端末や加速度計を装着し、走った距離や速度を測ったことも話題になった

▼W杯は各代表が鍛えた体と技、集めた情報をいかに生かすか、戦略が問われる場だ。試合をより面白く見るために、もっとラグビーを知りたくなった

▼3日後に迫ったW杯開幕が待ち遠しくて、ルールもおぼつかないのに新聞やテレビのW杯特集で、にわかに情報を仕込んでいる。それがまた楽しい。

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