時代を語る・舘岡誠二(25)思い出深い平成12年

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秋田市文化章制定50周年記念の俳句大会で選者を務めた(右端)=平成12年
秋田市文化章制定50周年記念の俳句大会で選者を務めた(右端)=平成12年

 平成12(2000)年は思い出深い1年です。まず1月、県現代俳句協会の総会で4代目会長に選ばれました。若い頃からさきがけ俳壇などで指導していただいてきた巽巨詠子(たつみきょえいし)先生が設立した団体です。巽先生の好意で当初から役員として参加していましたが、まさか自分が会長に就くとは予想だにしておらず、身の引き締まる思いでした。

 5月には秋田市文化章制定50周年記念の俳句大会が市内で開かれ、俳誌「藍生(あおい)」主宰の黒田杏子(ももこ)さん、「小熊座」主宰の佐藤鬼房さんらと共に選者を務めました。この時、小学校時代の恩師三戸ユウ先生が最前列の客席から壇上の私をじっと見詰めていましてね。大会終了後、先生と授業で俳句を作った話になって「げたに俳句に書いたの、誠二さんでなかったっけ」とおっしゃったのです。ほんのひととき、少年時代に戻ることのできたうれしい再会でした。

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