障害の垣根超え学ぼう 湯沢市、生涯学習教室オープン

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稲川支援学校の卒業生らにタブレット端末を使った学習を指導する阿部さん(左から3人目)
稲川支援学校の卒業生らにタブレット端末を使った学習を指導する阿部さん(左から3人目)

 障害の有無にかかわらず、誰でも無料で利用できる生涯学習教室を、秋田県湯沢市大工町で学習塾と起業家支援業などを営む元高校教諭の阿部浩美さん(43)が始めた。阿部さんと女性スタッフ1人がおおむね月2回、国語や数学、絵画、パソコン、ビジネスマナーなどを指導し、利用者に喜ばれている。

 障害者の生涯教育を充実させようと、文部科学省が昨年度から全国の団体に委託して行っている3カ年のモデル事業の一つ。本県では昨年度に北秋田市、能代市、潟上市で始まり、本年度は由利本荘市と湯沢市に開設された。

 県教育庁生涯学習課によると、特別支援学校の卒業生は、学区が広域なため卒業後に同級生と会うことが難しいことなどから、休日は孤立しがちだという。また、これまでは障害者の生涯学習に目が向けられてこなかったこともあり、対応が求められていた。

 本県でのモデル事業は県北を中心に始まったため、本年度は県南の湯沢市も打診を受けた。同市は、以前から市の教育事業などに関わってきた阿部さんに依頼。阿部さんは塾と同じ建物で、さまざまな業種の人が共用で使う仕事場「コワーキングスペース」を開設しており、そこを生涯学習の場とした。

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