高めよう防災力(8)家庭の備蓄 普段使う物を多めに

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 災害が発生すると、一人一人の被災者に支援物資が届くまで、相当の時間がかかることがある。そのため、いざ災害が発生しても最初の数日は自分たちで対応できるように、災害備蓄品を準備する必要がある。その方法の一つに「日常備蓄」という考え方がある。

 一般的に「備蓄」という言葉を聞くと、普段は生活で使用しない物を災害に備えて準備するものだと考える人が多く、管理が面倒で継続しないという問題がある。そこで最近普及してきたのが、日常備蓄という考え方だ。あえて特別な備蓄の準備をするのではなくて、日頃から自宅で使用している物を少し多めに備えておくことで、それを災害時に利用する。

 さて、避難用防災袋には何を入れておくべきだろうか。たくさん入っていればいいというものではない。災害によっては、一刻の遅れが生死を分けることもある。あれもこれも必要に思えるが、まずは命があれば、足りない物は後で支援が受けられるかもしれないし、落ち着いてから取りに帰ることもできる。その辺りを想定して、災害時の防災グッズを第1次避難バッグと第2次避難バッグに分けて準備するといい。

 災害発生時にすぐに持ち出す第1次避難バッグの基本は、「持てる・使える・助かる」。まずは持ち出し品リストを作り、優先順位の高い物から入れるといい。防災グッズが充実していると安心だが、重量オーバーにならないように注意してほしい。

 いったん落ち着いてから取りに戻る第2次避難バッグには、第1次避難バッグに入りきらなかった物を備えるといいだろう。

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