高めよう防災力(9)家族で防災会議 連絡手段、事前に確認

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 災害は家族がそろっているときに発生するとは限らない。自宅、学校、職場、出張先など、家族が離れ離れの状態で被災することもある。落ち着いて全員が安全に避難するため、事前に家族で防災会議を開いておくことをお勧めする。

 地震などの災害発生時には、被災地への通話が集中し、個人の安否確認だけでなく、消防、警察への連絡などにも支障が出る。東日本大震災の発生直後は、携帯電話事業者によって平常時の50倍以上の通話が集中するなど、長時間にわたり電話がつながりにくくなった。

 家族の安否確認ができないと、不安な時間を過ごすことになってしまう。防災会議で決めておくといいのは連絡手段だ。災害発生時には、家族全員がそれぞれどこにいて、無事なのかどうかをできるだけ早く確認する必要がある。

 安否確認や連絡の方法として代表的なのが「三角連絡法」と「災害用伝言サービス」。三角連絡法は、離れた場所に住む家族や親戚、知人の家を連絡先に決め、そこを中継点にして連絡をとる方法のこと。災害用伝言サービスは通信事業者が提供するもので、固定電話の「災害用伝言ダイヤル(171)」、携帯電話の「災害用伝言板」、インターネットを使った「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」の3種類がある。

 さらに、会員制交流サイト(SNS)は震災時にもつながりやすかったという声が多くある。家族で連絡手段を二つ以上決めておき、実際に練習をしておくといいだろう。

 避難場所についても家族会議でルールを決めておくといい。地域にはいくつかの避難場所があるが、まずはそれぞれが一番近くの場所に逃げ、安全が確認されたら「わが家はここに集合する」というあらかじめ決めておいた場所に移動することをお勧めする。

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