心と身体のはざまで揺れる 「性の多様性」記事に手紙

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後松さんが自身の思いをつづった手紙の一部
後松さんが自身の思いをつづった手紙の一部

 「ああ、やっとこういう時代が来たのだな」。秋田県教育庁が「性の多様性」をテーマに教員向けの研修会を開いたという記事(7月12日付本欄)に、こんな感想を書いた手紙が寄せられました。送り主は横手市の後松珠城(たまき)さん(67)。幼い頃から、自身の性別に違和感があったと言います。後松さんを訪ね、これまでの歩みや思いを伺いました。

 後松さんは女性として生まれた。だが、子どもの頃はままごとや人形遊びなど周りの女の子が好む遊びも、女の子の服装も嫌だった。初めて好きになったのは近所の女の子。「お嫁さんにしたい」と思った。

 両親は、後松さんの思いを否定しなかった。父は制服について「着る物をとやかく言われるのはおかしい」と言ってくれた。「両親に『女の子らしくしなさい』なんて言われたことはなかった」。「うちの子はこういう子」という姿勢でいてくれたことが、「楽だった」。

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