地上イージス配備反対 地元町内会、県議会に請願初提出

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 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備候補地とされた秋田市の陸上自衛隊新屋演習場周辺の16町内会でつくる新屋勝平地区振興会は19日、県議会に「新屋配備は認めない」と意思表明を求める請願を提出した。地元の町内会が県議会に配備計画の可否を問う請願を提出するのは初めて。9月議会で審査される。

 請願では、秋田魁新報社の世論調査で「反対」(どちらかといえばを含む)の回答が6割を超えたことや、反対の意思を示す県内の市町村議会が増えていることを強調。「県民世論は配備に反対だと明確に表明してほしい」と訴えている。佐々木政志会長(69)ら役員3人が県議会事務局を訪れ、担当者に手渡した。紹介議員は、社民党、つなぐ会、共産党各会派の計3人。

 取材に応じた佐々木会長は、18日の秋田市議会総務委員会で配備撤回の決議を求める陳情が継続審査となったことに触れ、「配備候補地が住宅地に近いという事実は変わらない。市町村議会に反対の意思を示す動きが広がりつつある中、秋田市議会だけでなく県議会にも同等に議論してもらいたい」と提出の理由を説明。「県民の代表である議員には住民らの思いに寄り添っていただき、不安な気持ちを国へと伝えてもらいたい」と期待した。

 請願者には市内の6町内会・振興会が加わった。同市楢山川口境の川口境東部町内会(70世帯)は、独自に総会で配備反対に同調することを承認した。柴田俊雄会長(65)は「住宅や学校がすぐそばという場所が問題だ。住民が安心して暮らしていくためにも配備は必要ない」と話した。

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