リケジョ、結晶の謎追う 最も美しい鉱石研究、聖霊高科学部

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加熱して溶かしたビスマスから結晶を取り出す生徒ら
加熱して溶かしたビスマスから結晶を取り出す生徒ら

 鮮やかな色彩を放つ結晶が特徴の金属「ビスマス」の研究に、秋田市の聖霊高校の科学部員10人が励んでいる。実験を重ねて思い通りの色や大きさの結晶を作り出そうと試行錯誤している。入部当初は理系科目に苦手意識を持っていた部員もいたが、「結果から原因を推察するのが面白い」などと、好奇心を持って取り組んでいる。

 同校の科学実験室では先月末、部員たちがボウル内でどろどろに溶けたビスマスを、安全ゴーグル越しに真剣な表情で見つめていた。「そろそろかな」。ボウルに入れていた金属棒を取り出すと、鉛色の液体から、青い光沢を放つ結晶が姿を現した。手のひら大の結晶を作り出すのに成功し、「やった」「きれい」と笑顔を見せた。

 ビスマスは結晶の表面にできる酸化膜の影響で虹のように多彩な色合いとなり「最も美しい鉱石」と呼ばれる。金属としては融点が271度と低く、溶けたビスマスを冷やすと階段状の角張った結晶が生じる。

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